遺産分割

遺産分割協議

 相続が発生すると、法律上は遺産共有といって、遺産のすべてを相続人で共有している状態になります。そのため、被相続人の死亡を知った金融機関は預貯金口座を凍結(取引停止)しまい、残された家族の生活が不安定な状態になってしまうこともあります。外にも、株式や不動産、動産などそのすべてを共有している状態となれば、管理上の問題もありますし、現実的に処分(売却)することすら儘ならないでしょう。

 

こういったケースでは、相続人の全員が話し合いをすることで

「銀行口座はAさん」

「株式はBさん」

「不動産は売ってしまうのでAさんとBさんで共有」

といった決定ができるのです。これを遺産分割協議といいます。

 

話し合いが成立すると、遺産分割協議書を作成し、それぞれが1部ずつ保管し、各々の相続手続き使用することになります。

 

しかし、あくまで話し合い(協議)なので、うまくまとまらない時は、遺産分割調停・遺産分割審判手続きが必要になります。

 

遺産分割調停

遺産分割審判

その時は、家庭裁判所に遺産分割調停や遺産分割審判の申立てをすることで家庭裁判所の調停員や裁判官に分割方法を決定してもらうことになります。

 

裁判手続きとなると、時間もさることながら費用(弁護士、司法書士への依頼料)が掛かってしまうので、話し合いでお互いに譲り合う気持ちを忘れないようにしたいですね。